2010年 08月 28日
さようなら、こんにちは

先日亡くなった今敏監督の最後の日記を昨夜読みました。
http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/565
あまりに早すぎる死です。
まだまだ作品が見たかったので残念でたまりません。
日記(というよりみんなに宛てたメッセージ)では
とても冷静に死を受け止め、奥さんを気遣い、周りに感謝の言葉を述べています。
もちろん、そこに行き着くまでは色々と葛藤があったのでしょうが、最後に感謝して死ねるということは、今まで良い生き方をしてきたのだなと思いました。
いや、それでもやっぱり早すぎます。新作見たかったな。
とりあえず今までの作品をもう一度見直そう。
そして今日は打って変わって、2ヶ月前に生まれた友人の子供を見に行きました。
子供のパワーってすごいです。
全身で生きていることをアピールしてきます。
今はまだ本当にちっちゃくて、泣くことぐらいしか出来ないけど、あっという間に歩いてしゃべって大きくなって行くんだろうな。
今の私は1年前も2年前も大して変わっていないけれど、子供にとっての1年ってすごい変化ですよね。甥っ子がちょうど1歳になりますが、会うたびに大きくなって、出来ることが増えて行きました。これからもたくさんのことを学んで成長していくんだと思うと、子供っていうのはやっぱり希望なんだなと感じます。
2010年 08月 26日
東京は夜の7時

先週末に新宿パークハイアットのラウンジバーに行きました。
予約しないで行ったので、残念ながら窓際の席に座れませんでしたが夜景がきれいでした。
ホテルのラウンジって高くてなかなか行けませんが、なんか好きです。
時間の流れが違うからか旅に出ている気分になります。
2010年 08月 21日
最近見た映画

「インセプション」
もともと夢ネタというか現実と虚構のようなテーマが好きなので、このストーリーはツボでした。
(このテーマの巨匠はやっぱり押井守さんだと思います。)
夢の中で夢を見て、その夢の中でまた夢を見るという夢のミルフィーユ状態、そして一階層下がるごとに時間の流れが遅くなるので、一瞬の出来事が何回層か下がると何時間にも延びているのです。ここの映像での見せ方がとても美しいです。
夢と現実とを区別するための小物として、コマが出てきました。
コマが回り続けると夢、途中で止まると現実だそうです。
以前、他の映画を見たときに夢と現実を区別するものとして
電気のスイッチをカチカチして、電気が付いたり消えたりしない場合は夢だというのがありました。
こういう夢の見分け方って本当に有効なのか気になるところです。
しかしディカプリオはいい具合に渋くなってきましたね。
渡辺謙さんも主役と張るくらい存在感があって素晴らしかったです。
ディカプリオの相棒役は見ている間、エドワード・ノートンかと思っていましたが、全然違う役者さんなのですね。似てませんか、この二人。

「ボローニャの夕暮れ」
チケットを頂いていたのですが、なかなか行けず、終了数日前に駆け込みました。
イタリアのある家族のお話です。
父親が繊細で引っ込み思案の娘を心配して、恋人を作る手助けをします。
しかし彼と仲良くしていた娘の親友が死に、娘に疑いがかかり逮捕されてしまいます。
そしてそんな中、戦争が始まってしまうのです。
勝手なイメージですけど、ザ イタリアという感じがしました。
父親は17歳の娘に恋人がいないことを嘆いたり、パーティーに出かけた娘が夜の11時になっても帰ってこないと、うまくいってるんだと喜びます。
(逆に心配しないのか!)
母親は年をとっても美人で、女現役オーラを出しています。
戦争で情勢が変わるたびに、その都度権力のある男にちゃっかり鞍替えしてました。
(いやはや、すごい)
この映画イタリアでは大ヒットしたそうです。
もう一つ公開中のおすすめ映画が「セラフィーヌの庭」です。
実在していたルイ・セラフィーヌというフランスの画家の話なのですが、日本では無名であまり知られていません。私も知りませんでした。
劇中に出てくる彼女の絵がまず素晴らしいです。
草花を描いた絵ですが、怖いほどに生命力があります。
私は公開前に見る機会があったのですが
現在地味な映画ながら密かにヒットしているそうです。
ストーリーなどはこちらから。
http://www.alcine-terran.com/seraphine/index.html