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三歳児連れの瀬戸芸

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今年の会期が終わってるのになんなんですが(いつも役に立たない情報ばかりですみません)…先月の終わりに瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)に行って来たので今更ながら感想です。直島は以前行ったことがあるので今回は小豆島と豊島に行きました。三歳の息子も一緒です。

小豆島は思ったより大分広かったです。移動に結構時間を取られるのでレンタカーを借りたのですが四分の一も見られませんでした。行く前に見たい作品をピックアップした方がいいです。
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大岩オスカールの大岩島2。エアドームの中に家の外側、木、海などが360℃描かれています。中に入った瞬間大人でもうわーと驚くのですが子供もめちゃくちゃはしゃいでいました。最初のコンディションがいい(満腹で眠気もない)時に見たのもあって一番食いついていた作品です。
目の迷路のまちも子供が楽しめる作品でした。子供の頃に夢見たドラえもんの世界(机の引き出しの中にタイムマシーンがあったらなー)というのを現実化したような空間です。
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国境を越えて・潮は196体(国)の砂で出来た子供の像が砂浜一面に立っています。波や雨に浸食され頭しか残っていない子もいれば、ほとんど全身残っている子もいます。作者は海で亡くなったシリア難民の子供のニュースにショックを受けて制作したそうです。シリアの子も作者の子も三歳。うちの子も三歳。この像を見て「お友達いっぱいいるねー」と楽しそうにしていました。どんな国の子もここにいたら国境なんて関係なく一緒に遊びだすんだろうなと思いました。瀬戸芸で一番心に残った作品です。

豊島は小豆島に比べると大分小さく、ガイドブックなどでもバスかレンタサイクルがおすすめとありますが、今回は3歳児がいるのでレンタカーを借りました。朝から夕方までいれば豊島は全部見られると思います。うちは15時台の船に乗りたかったのでいくつかあきらめました。
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この日一番不安だったのが豊島美術館です。中に入ると声や物音がすごく響いてしまうので、静かにしてくれなかったらすぐ出ていかなくてはとドキドキでしたが、案外みんなが静かにしていたからか静かにするという約束を守ってくれてほっとしました。それでも子供がいなければ1時間くらいぼーとしてたかったです。すごくいい空間でした。芸術祭期間中は混むのであらかじめネット予約して行きましたが、無料の子供の分まで手数料216円掛かりました…。
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山の上の方にあるクリスチャン・ボルタンスキーのささやきの森。風鈴がいっぱい設置されていて綺麗な音が響いています。すごくいい場所なのに子供はお腹が空いたと不機嫌気味で少し見て撤退。東京に帰って来てから庭園美術館のボルタンスキー展に行ったのですが、この作品と似ているアニミタスという作品がありました。それはチリの行けるけど誰も行かないような砂漠に設置されているそうです。行って見ることよりそこにあると知っていることの方が大事だと作者が語っていたのが印象的でした。

心臓音のアーカイブ、ストーム・ハウスなども良かったのですが、部屋が暗いため子供が恐がり長時間見られませんでした。普通の美術館よりは子供も楽しめる作品が多いのですがやはり大人の都合では動けませんね。
小豆島でも豊島でもちょっと困ったのが食事でした。街中にはお店があるのですが、少し離れた場所の作品を見ている時にお昼時になってしまうと本当にお店がありません。そして芸術祭きっかけで作ったお店はめちゃくちゃ混んでいます。人気店に行く場合はそのエリアの作品を見る前にウェイティングリストに名前を書いといた方がいいです。
あとトイレが駐車場にあっても作品の近くにない場合が多いので子連れは要注意です。

初めての子連れでの瀬戸芸でしたがすごく楽しかったです。作品も良かったし島の風景の美しさや人の優しさも心に染みました。子供の記憶にも少しは残ってくれたらうれしいです。行けなかった島もたくさんあるのでまたいつかリベンジしたいと思います。

by tadakeiko | 2016-11-19 02:00 | アート