Mommy マミー

久しぶりに映画館で映画を見ました！「Mommyマミー」（マミーHP）です。監督のグザヴィエ・ドランはまだ26歳だそうで本当にとんでもない才能の人が出てきたなと思いました。デビュー作は19歳、今年のカンヌでは審査員をしているそうです。26歳で審査員って！こういう才能を目のあたりにすると、どんなに努力をしても絶対越えられない壁（生まれ持った才能）はあるんだなと感じます。それはもうどうしようもないですね。もちろん才能があっても努力をしているとは思いますが。

話は発達障害の息子と母親の話です。母親ダイアンはお金がないながらも必死で働いて息子と生活していこうとしますが、息子スティーヴは問題ばかり起こします。そこに過去の出来事で吃音症になった隣人カイラも関わってきます。お互い愛し合っているけど上手くいかない母と息子、でも全てのリズムが合うような瞬間が訪れます。すぐにまたバラバラになってしまうけど、だからこそその瞬間はとても美しいです。

この映画は1：1、つまり正方形というめずらしいアスペクト比です。最初はとても見づらかったのですが、その意味が分ったときカタルシスを感じました！これは映画館の大画面ではないと分らない気がします。

今回復活をした恵比寿ガーデンシネマで見たのですが、こういう良質な映画を流す映画館がまた戻ってきてくれてうれしいです。やっぱり映画館で見る映画は家で見るのと全然違います。こらからも出来るだけ映画見に行きたいです。